BLOG

ユニコーン栞をフリーマーケットに向けて増産しています。ぎらりとした硬質の紙と刃でユニコーンと向き合っていると、テンションが上がってきます。ユニコーンは、自分の意志で方舟に乗らなかった伝承の生き物です。大洪水の海で、溺れ死んだのか泳ぎきったのか、ひとそれぞれ想いが廻ると思いますが、私は信念と根性の反骨の生きものと感じています。自分はへなちょこでも、使う人の幸せに目に見えないなにかが届くよう鋭意制作しています。

【お知らせ】

いい街ちばフリーマーケットさんへ出展いたします。

◆日時：2020年11月22日(日)

◆場所：千葉銀座通り(千葉市中央区中央2丁目～3丁目)

◆時間：10：00～16：00　※雨天時は中止です。

「ユニコーン栞」UNICORN Bookmark  2020年 オフメタル紙, Acrylic gouache, Size:36x160mm

手を動かしていると、暗い思考から解放されるので好きです。

フリーマーケットでお買い求め頂いた方に作品のお渡し用封筒を手作り制作しています。この封筒も、恋われてもらわれていくので大切に作っています。

私の作る作品へ、懐かしいというお声をお聴かせ戴くことがあります。

私はグラフィックデザインを志したのは大学生時代2000年頃でした。混沌とした空気をはらみながら、整然とした調和を感じる空気感の時代の流れのなかで、たくさんの魅力あふれるグラフィックデザインに触れました。

一度だけ、アートディレクターをされていた野田凪さんの事務所の撮影現場でアルバイトをさせていただいたことがあり、仕事帰りに静岡のコンビニで緑茶の茶葉を買ってくださったのを強烈に覚えています。野田凪さんをとても憧れていたので、嬉しかった・・・。亡くなられてしまい、ひとり涙しました。

混沌の中の整然の空気感は、だんだん感じられない時代になってきたように私には思えるけれど、別に合わせなくていいか、と思っています。難しいけれど。「懐かしい」というお声をまた聴けたら嬉しいです。

【お知らせ】いい街ちばフリーマーケットに出展します。

◆2020年11月22日(日)

◆千葉銀座通り(千葉市中央区中央2丁目〜3丁目)

◆10：00〜16：00　※雨天時中止です。

 

「ポストカードお渡し用封筒」Size: 116x190mm

 

いい街ちばフリーマーケットさんに出展いたします。ポストカード、各種栞、ブックカバーなどお持ちします。ひさびさの出展…楽しみです…

◆日時：2020年11月22日(日)

◆場所：千葉銀座通り(千葉市中央区中央2丁目～3丁目)

◆時間：10：00～16：00　※雨天時は中止です。

写真1_「紫陽花の栞」当日各種お好きな栞とリボンを選んでお求め頂けます。

写真2_地図等のご紹介文を記載しています。

写真3_こちらのグラフィックの封筒に入れてポストカードをお渡しいたします。

６月に咲いた紫陽花の幹に残ったまま朽ちてゆく姿。

11月の陽射しに乾燥した葉脈が照らされて白く光り、

ゆっくり変化してゆく植物の時間。

「朽ちてゆく紫陽花」スケッチ Decaying hydrangea sketch  2020年, WaterColor, Size: 150x161mm

「ネガティブなことにはきりがない。どこまでもいってしまうから、どこかできらなければならないんだよ。それにポジティブに生きていれば気持ちにも健康にもいいし、寿命を縮めることもない。人も明るいわねといって、遠巻きにされることもない。」

教えてもらったこの言葉に大部分賛成だけど、ネガティブなことにはきりがないからどこかで考えをきるという表現には戸惑う。考えをきるという表現は、気持ちを切りかえるという意味だろうか？

ネガティブなどん底まで行っても暗闇の中で最後に自分が何かアクションを起こすことで前を向くことを力にしたい。

どこまで行ってもきることの出来ない人たちがいて、世界は悪いこと汚いことの方が基準になっていると感じ、よいことは生命が輝くように陽があたり光る。

陰を知らなければ光も観えないんじゃないか

とりとめもないことを考えつつ、You Tubeの朗読を聴く。

朗読は素晴らしい・・・

優しく美しい・・・

「北の湖の夢間」2020年, WaterColor, ペン, Size: 297x210mm

手作りのジャムのしみじみした美味しさ。実家の柿の木は樹齢40年以上、今秋は約100個くらい実りました。収穫して分けてくれる父に感謝です。

光と

陰が

描く

花海棠

Malus halliana drawn by light and shade

「花海棠図案型紙」2020年, 染めの型紙, Size: 115x170mm

花海棠の美しさに酔ってしまうように図案をデザインして、彫り始めたのが今年5月。仕事と家事の合間に彫り進めてきて、やっと10月に日の目を見ました。反転した図案をさらに彫ろうかどうしようか・・

今年の2、3、4月に携わっていた仕事で制作したグラフィックのアップです。ある会社様の名刺の図案部分の制作に携わっていました。私は力不足で不採用となってしまったのですが、自分としてはとても力を注いだし、それに図案というか、意匠の勉強をとてもさせていただいた仕事でした。図案の、版を描いていくような手仕事の技術に、自分は現時点での技術力の限界をこの時感じました。版と言うのは押していったり摺っていったりするものなのだと思うのですが、描くことが自分にはとても難しく感じました。

モチーフにしたのは河津桜です。フラクタルな構成と組み合わせることで、花びらが光に透けるときの生命の萌える感じを表現しました。

本当にまだまだの腕の自分ですが、こんな貴重な挑戦の機会をくださった方に、心から感謝を申し上げたいです。制作をしていると、自分の拙さが身に沁みて気が遠くなりますが、これも自分の選んだ修行の道と思い、へこたれずに挑戦し続けます。

「河津桜図案」2020年, IllustratorCS6, Size:55x91mm

７月にフラワーコーディネーターの方のお名刺の制作に携わらせて頂きました。以前に不採用案を投稿しましたが、こちら2案はご採用を頂きました。(画像のご紹介にご了承を頂いて投稿しています。個人情報は削除しています。)

制作中は、クライアント様の植物に携わりお仕事されることについて深く掘り下げて思考し、コンセプトを立てました。また、制作案のご意向をまずうかがい、クライアント様の求められていることについてお聴き取りを大切に致しました。ばらの図案、循環を意図した紙面構成、文字組み、配色など、ご評価を頂き、ご採用を頂きました。

お仕事に携わる大変貴重な機会を頂戴し、多くを学びました。

心から感謝申し上げますとともに、益々のご活躍をお祈り申し上げます。

「お客様お名刺A_Type」「お客様お名刺C_Type」2020年, IllustratorCS6, Size: 55x91mm

夏の終わりから秋にかけて咲く英語で「cosmos」、日本語でもカタカナに「コスモス」。咲き始めています。「大宇宙」と言う意味もあり、元々ギリシャ語で「綺麗なバランスをとれている世界」という意味だそうです。フリーマーケット出展の折り、お買い求めくださった方へお渡しする封筒のデザインを制作いたしました。

「Cosmos」2020年, Computer Graphics, Size:153×110(mm)