毛糸を編み作品を制作されるクリエイターの、あみきち 様のお名刺を制作いたしました。
貴重な機会に携わること叶いまして、心より感謝申し上げます。
【デザインコンセプト】編むことで世界をイマジネーションするというコンセプトから、光と陰を編んだり、異なる世界に属するそれぞれの生命を重ね合わせ調和と共存に繋げる、そんなイメージで制作しました。
◆全体のデザインコンセプトにつきまして
光と陰は編むことはできるのか？ 異なる世界は重なることで調和することができるのではないか？ 重なった世界に花や虫の自然が息づく調和の世界観を表現することが出来るのではないか？ 糸と糸が出逢い編まれることで世界を表現する編み物の世界と、光と陰の重なりから調和した世界を表現することをリンクさせてコンセプトを組み立てました。
あみきちさんから以前聞いた「光と陰なんだよ」というクリエイティブへの想いから連想し、また、編むことで表現される豊かな世界観の作品からインスピレーションを得て、コンセプトを組み立てました。
◆イラストレーションにつきまして
・光の世界と、陰の世界に属する花びらが、双方向から流れてくる糸を通し、中央で今、編まれようとする瞬間を、シンボリックなイラストにしました。 編まれようとする瞬間に花が咲いている自然観を表現することで、調和の世界をあらわしています。光を受けて色が透けることで、いのちが輝くさまを鮮やかなカラーで表現しました。
・ご依頼を受けました、横顔に棒針のかんざしのイラストを制作いたしました。 毛糸玉を連想する結った髪に、棒針をかんざしにした、編み物の妖精を表現しました。
◆レイアウト(紙面構成)につきまして
光を受けて咲く花に陰が生まれるいのちのさまをドラマティックに表現する紙面構成を求めました。画面全体を動きのある紙面構成にすることで、生命力の伝わるコミュニケーションを可能にしたく思いました。呼吸して、細胞に酸素が届き、エネルギーが生まれ、光が生まれ、また呼吸して息をはくときの光の明滅のようなイメージを、紙面全体のグラフィックにデザインし、いのちのドラマティックさを、静的画面ではなく、動的画面に求めました。
また、あみきちさんとお話をご一緒した中で、大胆に身体に斜めに入る着物のアシンメトリーなデザインを、作品を編むことでイマジネーションしているとうかがい、そのドラマティックさをお名刺にもぜひ実現したく、紙面構成を制作いたしました。
あみきちさんの作品の世界観のアーティステックさ、クリエイティブの豊かさから、全体を通し、芸術性を深めて制作いたしました。
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