ネイキッドと思い出

ネイキッドと思い出 (長文です。)
エンジンまわりのオイル漏れがひどくなり、修理しながら乗り継いできたネイキッドからスイフトに車を乗りかえる。
契約社員の仕事に就いた数年前にローンを組んで買った年式の古い愛車は、私の夢を乗せて一緒に走ってくれた。どこへでも連れて行ってくれた。
ネイキッドの発売された2003年頃は、女の人が自立して媚びなくて角のある反骨精神の存在で元気だったように思う。
ネイキッドはそういうタフな女性のイメージへの憧れも一緒に乗せてくれた、私の初めての特別な車だった。
この車を想うとき、デザインは本当にただの物にはとどまらない、いのちやアイデンティティと直結する魔法のように感じ、その片隅にいる自分も頑張らねばと魂を揺さぶられてきた。
今、ネイキッドのデザインは、タフトに繋がって新たに生まれたらしい。
受け継がれてゆく情熱。
ものはただの物ではなくて、
ほころびも情をかけてメンテナンスすれば、
その物の魂が宿る、
それは、自分の物への想いなのか、
その物自体の魂なのか、
大切すぎて境い目がもう分からなくなるような感覚、いのちの感覚、
物質主義の使い捨てにして割り切るばかり優先する感覚とは違うと思う。
そういうの面倒な人もいると思うけど、
私は面倒な方が好きだな。
ありがとう、ありがとう、ありがとう、
ネイキッド。
一緒に走った思い出はずっと忘れない。
忙しいと怠けた洗車のことはごめんね!!
お疲れさままでの残り3週間、
気を緩めずに安全運転で一緒に行きます。
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