夕暮れの甘い色

夕暮れの甘い色..夏の烈しさが落ち着いてきて夕暮れの足音が少し早まり始める9月のはじめの夕方、虫の声がいろんなところで聴こえて空が鴇色から藍色に変わる甘い色を見ながら、過ごしやすくなってきたなぁと息をつく。佐原から成田間の電車の車窓から見られる夕暮れの景色は穏やかで、こんないいものを眺める時間をもらえることを素敵に思う。あまり見ているひとはいないけど。

いのちはどうして生まれてくるのかな、パンドラの箱をあけることはダメージなのに…ひとところには居続けられない、それぞれの人が自分の状況や悲しみを背負って生きていく。でんでん虫のかなしみの物語を思い出した。自分も不完全な弱いひとりのいのちだから、やさしくしたりされたりしながら一緒にいられるときを楽しんでいけたらな。

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