あなたにはあなたの切手が

【あなたにはあなたの切手が】

「ビジネスのことを考えるとき、ひとの欲しいと思うデザインのことも考えないといけない、競争相手が現れたら選ばれないといけないから」そうパートナーに教えられたけれども、わたしはビジネスのことはちんぷんかんぷんで、ひとはそれぞれに違う趣向や好みがあって当然で、もしそれを前提としても伝わるとしたら、循環のなかに美しさがあると伝えられたときなんじゃないか?と自分なりの主観でずっと想い続けているわたし。

「こころのふるさと」のような非言語の説明の難しいコミュニケーションがたまたま叶ったとき、自然の中で鳥の声や、風に揺れる葉の様子にふと、自分と向き合うニュートラルな瞬間が生まれると感じるから、そんな瞬間を手元のものにデザインできたらいいなって思うし、そこから活動的なこころの交流が出来たらいいなと思ってずっと、作り続けてきました。

色んな方の使うものをデザインさせてもらってきました。それと共に、オリジナルのデザインも続けてきました。作ることで色んな人との交流に恵まれて、目標にしてきた「活動的なこころ」について思いを深めているわたしがいます。感動することは、豊かなこころの状態だと思います。

けれども、商売は難しい。ものは溢れているし、素敵で素晴らしいものはいっぱいあります。ものがただの物でなく、豊かなこころ、目に見えないもの を感じられるなにかであってほしい、と想いながら、作り続けています。

届くだろう人の氣持ちに寄り添うことを願いながら、素敵な切手をそれぞれの人に選んで便りに貼るときの氣持ちのように、その人本来のその人らしさをソッとささやくように表現できたら、それだけで本当は幸せなのかもしれないです。

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